どこにでも猫がいる

 今日はポラン堂古書店の看板猫、ポラコの話をします。


 店主のご友人から店主に、開店祝いで贈られた傘立ての猫です。箱を開けたその場で、皆に命名を託された店主は「ポラコ」と名を付けました。

 オープン以来入口に立ち、もしくは座り、人通りをじっと見つめたり、お店にいらした方をじっと見つめたり、向かいのモンロワールさんをじっと見つめていたりします。


 ではここで、わたくしが勝手に考えた裏設定を。




 ポラコ。

 2歳(人間でいう24歳)。オス。


 まじめ。自身が傘立てだということは自覚しているので、まだ数回ほどしか傘を立てられていないことに、これでいいのだろうかと若干不安を感じている。店主らの希望によって草花でデコレーションされた為、ますますその思いを強くしている。


 本の背も表紙もこの数週間でたくさん見てきたが、本というのを読んだことはない。カレーの匂いをしょっちゅう感じているが、カレーを食べたことはない。耳がいいので、会話や音楽はよく聴いている。作業用BGMとしてかけられていた音楽の中では、GARNET CROWの「夢を見たあとで」が好きだった。『名探偵コナン』も知らないし、黒ずくめの男の怪しげな取引現場を目撃したこともないし、もちろんGARNET CROWが解散していることも知らない。


 最近驚いたことは、店主がいろいろな呼ばれ方をしているということ。

 自分が呼ぶとしたら、を日々考えている。


ポラン堂古書店サポーター日誌

2022.4月に開店した夙川の古本屋さん 「ポラン堂古書店」を応援するために、 ひとりでに盛り上がってできたブログです。 ・ポラン堂古書店のおすすめ情報 ・ポラン堂古書店、 およびその店主が関わるイベントなどのレポート ・店主や仲間たちを巻き込む、読書好きの企画記事 ……などなどを毎週日・水ほか、で更新予定。 ちなみに店主とブログ主の関係は大学時代の先生と生徒なのでたびたび「先生」と呼びます。

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