2025年夏版 青空文庫にもある近代文学紹介

 こんにちは。お久しぶりです。

 忙しないバスケ観戦シーズンもオフとなり、有意義で文化的な読書生活に戻ろうとしたにも関わらず、度重なるSwitch2抽選の落選に元々そこまででもなかったはずの欲しさが募りまくったすえ、いろんな家電量販店に足を運ぶようになってしまった、そんな、あひるです。このたび念願のSwitch2が手に入ったんですよね。生きるのが楽しい。


 さておき。おきましょうとも。

 気ままなブログ更新ですが、夏休みシーズンを逃していいものなのか、と私に喝を入れたのがポラン堂サポーターズ、はねずさんでした。いつもありがとうございます。来シーズンの試合スケジュールとか、まだ(当時)手に入ってもいないマリオカートのショートカットの動画ばかり眺めているのではいけない。読んだり書いたり、そう有意義で文化的な生活に戻らねばという、熱い気持ちで胸を張って皆さまにお届けいたします。


 当ブログとしてはやはり、読書案内、おすすめ本紹介をさせていただきたい。

 その中でも今回は、青空文庫にもある近代文学というテーマを立てさせていただきました。

 「青空文庫」とは、作者没後から年数が過ぎ、著作権のきれた作品をインターネットで無料公開している有り難いサービスです。夏目、芥川、太宰、乱歩、賢治なんでもござれと揃っているのはもうお得としかいいようがない、知らない人は損しちゃってますよというコンテンツです。


 今回は、

 はねずあかねさん(いつもありがとう!)、

 鮎と鮭さん(初登場! ようこそ! ゆっくりしていって!)、

 香椎さん(なんかずっとすれ違ってずっと会えてない!)、

 あひる(しっかりしろ! YouTubeプレミアムの課金デビューしている場合か!)

 の四人で、青空文庫にもある近代の作品を紹介いたします。





坂口安吾『桜の森の満開の下』 ~はねずあかねさん~


 皆様、お久しぶりです。はねずあかねです。記事を投稿する度にお久しぶりのような気がしなくもありませんが、前回私が登場したのは冬だったので、さもありなんですね。

 世間はすっかり夏となり、まだ暑くなるのか? もういいんじゃないか? と疑問を抱きつつ過ごす日々ですよね。

 さて、今回は近代作家の中からそれぞれ作品を選んでおすすめしようじゃないかとなったわけですが、実はあまり詳しくなく……私の中でこれなら! といえるものを選んでみました。


***


 坂口安吾「桜の森の満開の下」。坂口安吾の代表作の一つ、といわれる作品です。

 桜の植わっている山に住む山賊が、あるとき街道で襲った夫婦の女がたいそう美しく、その美しい女に出会ったときから生活が変わり始めてしまう――といったお話になっています。

 この山賊、始めは確かに文中にある通り「ずいぶんむごたらしい男」なのですが、読んでいく内にだいぶ印象が変わります。というのも、連れ帰った美しい女を妻とするのですが、その美しい女のほうがよっぽど怖ろしいんです。

 美しい女は山賊の家に着くや否や、そこにいるこれまで山賊が襲って妻としてきた女たちを殺せ殺せと次々指示するのです。そしてたった一人だけを残してみんな殺させてしまって、残った一人を女中代わりにし、毎日都で生活するように生活したいと嘆いてみせます。

 山賊といえば、美しい女の言う通りに行動して願いを叶えてしまうのですから、なんというかやってることが怖ろしくても、甲斐甲斐しいことだなあと思う気持ちが抑えられません。

 美しい女は山での生活に色々文句を言って、ついには都に移住も果たしてしまいます。山賊は都でも、美しい女の願いを従順に叶えます。やっていることはむごたらしいそのものですが。けれど、それを上回る美しい女の怖ろしさ……本当にちょっとびっくりするぐらいなので、その様子は是非お読みいただければと思います。


 作中、特に始めと終わりに「満開の桜の魔力」というものが描かれます。どんな人も満開の桜の下を通るとき、怖ろしくなって気が変になる。山賊も例に漏れず、毎年毎年、満開の桜に「怖ろしい」という感情を抱いています。ただ、なぜ怖ろしいのか? ということを考えようとしては、今年も考えられなかった、また来年――ということを繰り返していたのです。

 桜の下といえば、現在も賑やかなものですよね。花見客がブルーシートを敷いて場所取りするだの、花見酒も花見団子もあるわけで。作中では、それは嘘だと書かれています。そういう賑やかなことになったのは江戸時代からで、それより前は怖ろしいと思えど、美しいとか、賑やかだということはなかったと。

 考えてみればどうでしょう。例えば、公園や川沿いにある桜なら、なんとなく人影の想像ができて、あまり怖い気がしないような感じがします。どこかの山の上に一本植わっている桜、だったとしたらどうでしょう。これはなんだか、昼間はのどかに見えそうですが、夜に見るとちょっと怖そうな感じがしてきましたね。では、桜のたくさん植わっている山の中だったら? 満開の桜がそこら中にある場所だったら、たとえ昼間だったとしても、その桜を見ている内に何か得たいの知れない感情が湧いてきそうな気がします。それは、怖ろしいというものかもしれません。桜の咲く季節の暖かく、けれど風はまだ冷たいような、体感としても相反するものを感じてどっちつかずなところが、余計にそういう感情を呼び起こすかもしれません。

 現在でも、「桜の下には死体が埋まっている」とか、「色が濃い桜の下には死体が」とか色々ありますが、桜の美しさと恐怖心を同時に描くことについて、この「桜の森の満開の下」は外せない作品の一つと言えると思います。


***


 なんて季節外れな作品をと思われたかもしれませんが、美しさと恐怖が同時に存在するという点では、夏といえばホラー! な今でも的外れというほどではないのではないでしょうか?

 こんなに暑い日々ですが、季節外れの桜に攫われてみるのも一興ですよ。





萩原朔太郎『月に吠える』 ~鮎と酒さん~


 はじめまして、鮎と酒と申します。大学生の20歳です。はじめてポラン堂さんに伺ったのが今年に入ってから、というくらいの新参ですが、近頃はよくお手伝いをさせていただいてます。


 僕がこの度紹介させていただくのは、萩原朔太郎の『月に吠える』です。愛を込めて、以降は「朔さん」と呼びます笑。彼の代表作である本著は、読んだことはなくとも、そのタイトルに耳馴染みがある方は多いのではないでしょう。朔さんが出した初めての詩集ではあるものの、序文は北原白秋、跋文は室生犀星が担当したという、まぁずいぶんとなかなかな詩集です。他にもこの詩集が口語自由詩の道を閃いたとか、学術的な評価も高い作品ですが、下手なこと云えないので…これ以上言及するのはよします。


 序文で白さんは朔さんの詩について、「清純な凄さ」があると評価しています。朔さんの詩は、決して美しかったり、愛を感じたりするものではなく(そうでない詩もありますが)、ひどく凄惨だったり、冷徹さや腐敗臭が漂うような、大変さびしい詩が多くを占めています。では、「清純な凄さ」とは?僕がそれを強く感じた詩が、『月に吠える』収録の「すえたる菊」です。


すえたる菊
その菊は醋(す)え、
その菊はいたみしたたる、
あはれあれ霜つきはじめ、
わがぷらちなの手はしなへ、
するどく指をとがらして、
菊をつまむとねがふより、
その菊をばつむことなかれとて、
かがやく天の一方に、
菊は病み、
饐(す)えたる菊はいたみたる。


 詩は小説などと比べても特に、読んだ人によって感じ方が異なります。ゆえに以降は「僕個人」の感じ方だというのをご理解ください。


 この詩は、あまりに冷たい。それも、さまざまな冷たさを含んでいます。

 ①季節・温度的な冷たさ:「あはれあれ霜つきはじめ」

 ②金属的な冷たさ:「わがぷらちなの手はしなへ」

 ③形状的な冷たさ:「するどく指をとがらして」

 ④心情的な冷たさ:酸化して傷んでいる菊の花がある。摘んでしまおう。いや、それではあまりに残酷だ。私には摘めない。しかし、放っておくのもあまりに不憫だ。空はこんなにまっさらなのに、こいつは一方病んでいる。どうしよう、私がこうしているうちに、どんどん傷んでいくではないか⋯。


 いろんな冷たい感触があります。腐敗し、痛々しい。しかしそんな中に、たしかな「清純な凄さ」があると感じるのは僕だけではないはずです。一貫したテーマを持ちながら、さまざまな要素を迫らせるこの詩、僕は朔さんの得も言えぬ力を感じます。


 そして、すえたる菊は朔さん自身なのではないかなとも思います。病がちだった朔さんは、まるで手足が腐るようなどん底の気持ちで過ごしていたようです。そんな彼の心情は『月に吠える』内のさまざまな詩に表れています。たしかに、彼は人には見えないものが「見えて」いたのでしょう。


 今回初めて、このような紹介文を書かせていただきました。僕個人としては、これからも詩集などを中心にあれこれ書かせていただきたいと思います(戦前の詩人が多めかもですが)!

これからもよろしくお願いいたします。

 では。





小栗虫太郎『黒死館殺人事件』 ~香椎さん~


 ご無沙汰しております。暑さと湿度のせいで細胞が縮みそうな香椎です。


 私は思い付きで行動しがちだと自負しておりますが、今回は思い付きで読み始めた本をご紹介します。


 今年の春ごろのことです。


 「日本三大奇書を制覇したい!」

と日ごろの鬱憤(?)が変な方向に暴走しました。


 何がきっかけか自分でもわかりませんが、気づけば青空文庫を開いて、初めて小栗虫太郎の文章と接していました。


 「日本三大奇書」は、「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎)、「ドグラ・マグラ」(夢野久作)、「虚無への供物」(中井英夫)の三作品を指します。

 奇妙な本は日本にも数あれど、その中でもさらに面妖な本たちです。

 今回は作品紹介として、私の思う奇書ポイントを書き連ねていこうと思います。



 奇書ポイント①「書いてあることの8割がわからない」


 固有名詞の意味がわからない。なぜその推理に至ったかわからない。その現象がどう作用すれば、奇怪な殺人現場ができるのかがわからない……等々、気持ち悪い系小説には多く触れてきた自覚がありましたが、はるか上を行く奇っ怪さでした。

小栗虫太郎のオカルトや海外の古典に関しての造詣が深すぎて、「そういうものがあるんだ」という最低限の理解しかできません。唯一の救いは、生活するうえで必要のない知識だというところでしょうか。


 一般人である刑事とその部下の発言くらいしかわからない状況はむしろ清々しい。頑張って勉強しても、読むたびに無知を痛感させられそうです。



 奇書ポイント②「ドイツ語詩文での心理試験」


 心理試験とは、探偵役が提示した言葉に、容疑者が連想する単語を回答して、発言までにかかった時間や内容から推理するという手法です。(「赤」と言って「血」と答えたら犯人かもしれないなど)江戸川乱歩の短編「心理試験」でも有名です。


 本作では、探偵法水が提示したドイツ語の詩文に、詩文で返す、という探偵も容疑者も、どちらも教養がなければ成立しない恐るべき心理試験です。

 フリガナを読んでも原文を読んでもよく意味がわからない。引用元も知らない。ましてや試験の結果もわからない。心理試験本家の乱歩も形無しです。


 日本語の詩文でもかなり難しいのではないでしょうか。一般人には「サラダ記念日」しか通じない気がします。



 奇書ポイント③「なぜか記憶に残るストーリー」


 推理小説以外でもあるあるですが、物語の序盤や殺人事件の様子は覚えているけど、結末はどうなったのかは意外と記憶に残らないものです。しかし本作において、「わからないわからない」と言いつつ、物語の筋はしっかり記憶に残っているのは、かなり不思議な体験でした。

 というのも、奇怪なのはディティールだけであって、物語の展開は推理小説の王道を行っているからだと考えています。ネタバレになるので多くは語れませんが、「知識の深すぎる探偵法水も、他の探偵と同じ窮地を味わっている」と思えるくらいには、よくある展開だと思いました。



 おもしろい小説を読んだ際、少しでも創作をするものとして、「そんなアイディアがあったのか!」「なんで思いつかなかったんだ!」と思うことが多々あります。しかし、次元が違いすぎてそんなことも考えられないのは貴重な経験でした。作者が若くして他界されたことが悔やまれます。


 夏休みと言えば時間のかかる本を読むイメージがあります。社会人の方はそんな体力がないかもしれません(私もありません)が、涼しい部屋で安全に楽しめる読書で、夏休みを乗り切ってみてください。私も、次は「虚無への供物」に挑みつつ、最低限生き延びられるよう頑張ります。





オー・ヘンリー『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』 ~あひる~


 青空文庫、というテーマに、ふと海外文学はどうだろうとよぎりました。

 青空文庫にも海外文学はあります。しかし数はそれほどありません。作家の著作権はきれても、翻訳者の著作権はきれていないこと、もしくは翻訳者の著作権がいつきれるのかについて確かめるのが難しいこと、などが理由としてあがるのだと思います。


 しかし海外の近代文学、同時代の日本の作品と比べてもすごく読みやすいんです。ここもより現代文に近い翻訳が功を奏しているためかもしれませんが、キャラクターや台詞のかけあいなども現代の感覚とあまり相違がなく感じるのも確かです。


 今回私が紹介するのが、オー・ヘンリー。

 1862年、日本でいう江戸時代の生まれアメリカの作家ですが、読みやすさはもう、青空文庫のなかでも最たるものと思います。

 一番有名な作品はおそらく「最後のひと葉」。病床の女性が、窓の外をみて、あの最後の葉っぱが落ちたら私も、っていうやつの元になった作品です。漫画やらバラエティやら、結構コント設定化しているように扱われていて、それこそ世代問わずご存知の方も多いのではないでしょうか。

 オー・ヘンリー賞なるショートショートの短編小説賞もあるほど、多くの掌編を生んだ作家で、青空文庫にも現在(8/17時点)で「最後のひと葉」を含む5編の掲載があります。(ちなみに、青空文庫掲載のタイトルは「最後の一枚の葉」だったりします。読む訳者によってタイトルの訳が違うってことが多くある作家さんです)


 今回の企画をきっかけに初めて読んでみようと思い、青空文庫に掲載の作品を含む23編が載った、光文社古典新訳文庫『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』の一冊を手に取るにいたりました。訳者は芹澤恵さん、青空文庫に掲載されている作品と訳者の方は異なります。


 掌編ですので一編が約10頁程。読み易さをまず有難く思いつつ一編、二編と読むにつれ、ある圧倒的な印象に呑まれます。

「陽キャだ……」と。何でしょう、皮肉もある、全員性格が良いしノリが良いというのでもない、必ずハッピーエンドというのでもない。ただ、根っこがとても明るい感じがする。陰鬱さと正反対の感じがする。その感想に私は取りつかれたわけでした。


 表題作の一つ「1ドルの価値」。

 検事の主人公はとある裁判に臨もうとしています。それはとある男が偽造通貨を使ったという裁判でした。やっと偽造通貨をとりしまる足がかりができたと意気込む彼のもとを一人の女性が訪ねてきます。女性は男の恋人で、彼女の命にかかわる病気の薬を買うために男は偽造通貨を使ったという話でした。検事は自分の仕事をまっとうするため彼女の主張を聞かず、結局追い返します。女性は「あなたの大事な人が危険にさらされたとき、自分たちを思い出すがいい」みたいなことを言って去っていきます。

 で、次の頁。裁判のことを一旦忘れ、休日の鳥撃ちを楽しむ検事とその婚約者の前に、昔彼に捕まった後刑期を終えて出所した男が銃を構えて現れます。危機的状況に陥るわけですが、二人は協力して、銃を持った男に、勝ちます。……勝つの? と私は思わず本から顔を上げました。暴漢が襲ってきて、協力して勝つ? 私の読書歴で埋めた辞書にはない。ふつう主人公かヒロインか、どっちかは命を落としたり、命かながら逃げ出してかわりに大切なものに気付いたりするんじゃないの。この掌編のオチが終わり、次の編に移った後も私の頭はしばらくこの問答をぶつぶつと呟いていました。小説って、基本勝てなくないです?(逆に偏見)


 普段から読む作品たちと明暗のつきかたが違うことに頭の中で楽しく賑やかに突っ込みながら読みすすめていくうち、作者の軽やかな明るさが、わかるようになって、面白くなっていきました。別れ? 失恋? ヘンリーがそのままにするわけがないじゃないかと。「最後のひと葉」は病床なんだし悲劇を描いた作品ではないのか、と思われるかもしれませんが、実際、一枚の葉っぱがいつまで経っても落ちない、この葉っぱが何のメタファーかというところの深みにぐっとくる作品なのです。


 どの作品にもオチがついていて、それは読めたぞヘンリー、となるものもあれば、そうきたかヘンリーとなるものも勿論あります。何よりも、今まで触れたことがなかった有名作家にこうも親しみを感じられたのが、とても嬉しかったです。


 最後に、勝手にあひる選のオー・ヘンリー傑作3選

「赤い族長の身代金」:明るさ、軽やかさ、最初からオチまでのスピード感、作者の良さが行き渡っていて笑ってしまった完璧な一作。

「千ドル」:オチが良い。切なさと明るさを共存させるような私好みの一作。

「楽園の短期滞在客」:オチが読めなくはないんだけど、そういうのはいくらあってもいい、好み。

 三編とも青空文庫にはないものですが、それはそれということで。


 余談、ということにしますが、読み終わった後でオー・ヘンリーを調べたところ、「彼は多くの掌編を刑務所に収監されている間に書いた」らしいです。私が、陽キャ、明るさと受け取ったものは最後にまた違う深みをもって心に残りました。

 どこからでも、興味を持っていただいた方は手に取ってみていただければ、と思います。





 以上です。

 ポラン堂古書店サポーターズの皆さま、ありがとうございました。

 新しく参加してくれた鮎と酒さんに感化され、もし詩集の紹介をお付き合いするなら私は対照的に現代詩にしてみたいけどまず読むところからだなぁ、なんて勝手に考え始めています。やっぱりみんなで読んだり書いたりっていうのは良いですね、と改めて。


 今回の記事にここまでお読みいただいた方にも、何か読んでみようかなのきっかけになれば幸いです。

 青空文庫ですから、まず検索するだけで読めますから。

 わかる、わかるけど、検索してみたけど青空文庫って結構読みづらいぜ、と思った方、私としてはKindleのダウンロードなら縦書きで頁をめくりながら読めるのでおすすめです。あと、WiFiが入らない・ネット繋がらない・今月のギガが足らないけど携帯をいじりたいというような通勤通学中の時間とか、ほんとおすすめです。なんなら電池もくわないので。


 いや本は紙じゃないと、

 手にとって読まないとだぜ、と思った方、ね、

 そんなあなたは、ほら、ポラン堂古書店へお越しくださいませ。今回紹介した本もございますゆえ、ためしに、それこそ手にとっていただければ。


 夏はまだまだ暑いし長いですが、少しでも生活に華を、文化を、彩ってみませんか。

 熱中症に気をつけながら涼しい場所でくつろぎながら、ゆっくり本とすごしてまいりましょう。ではまた。



ポラン堂古書店サポーター日誌

2022.4月に開店した夙川の古本屋さん 「ポラン堂古書店」を応援するために、 ひとりでに盛り上がってできたブログです。 ・ポラン堂古書店のおすすめ情報 ・ポラン堂古書店、 およびその店主が関わるイベントなどのレポート ・店主や仲間たちを巻き込む、読書好きの企画記事 ……などなどを毎週日・水ほか、で更新予定。 ちなみに店主とブログ主の関係は大学時代の先生と生徒なのでたびたび「先生」と呼びます。

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